東京では介護の必要な高齢者数が他の地域よりも多いため、介護職は人手不足の状況が続いているようです。現状としては、求人サイト等での求人数は東京が一番多い傾向にあります。特に、有料老人ホームや訪問介護サービスでの求人が多く、その約7割が介護職やヘルパーの求人といわれています。
介護の仕事を続けていると、習慣やクセ等がついてしますようです。例えば、よくないクセとして多くの方から、要介護者と接していると子供に話しかけているような口調になってしまうという意見が聞かれます。しかし、相手は立派な大人であるため失礼にあたってしまうケースもあり、気をつけなくてはならないクセとして介護職従事者の間では注意されているようです。また、介護をしてあげているという上から目線に陥ってしまう傾向もあるそうです。このクセも相手に伝わってしまって傷つけてしまう可能性があるので、介護職従事者は注意を意識づけているそうです。
一方で、良い習慣や傾向もあります。東京都内は一人で行動するお年寄りが多く、プライベートでも少し心配な動きをしている方に目が行ってしまい、思わず声をかけたり、荷物を運ぶのをお手伝いしたりしてしまうことがあるそうです。また、認知症等で通常なかなか言葉を発することが難しい方から、丁寧にお礼を言われて感動してしまうということもあるようです。介護職として働くうちに、以前よりも優しい人間になったと実感する方が多いといわれています。